ダイエットとアルコール——痩せたいならお酒とどう向き合うべきか?

ダイエット
「ダイエット中でもお酒は飲んでいいの?」という疑問は、多くの人が抱える悩みです。アルコールが代謝や食欲に与える影響は大きく、正しい知識がなければ減量が妨げられることもあります。
■ アルコールのカロリーは「空のカロリー」
アルコール1gあたり7kcalあり、これは脂質(9kcal)に次ぐ高エネルギーです。しかも、栄養素として体に有益な成分はほとんど含まれておらず、「empty calories(空のカロリー)」と呼ばれます。
■ 食欲増進効果
アルコールは食欲を増加させる作用があり(Caton et al., 2004)、飲酒によって高カロリーな食事を摂ってしまいがちです。また、アルコールによって抑制が外れ、「つい食べすぎてしまう」心理的作用もあります。
■ 脂肪燃焼の抑制
体はアルコールを優先的に代謝するため、脂肪燃焼が一時的にストップしてしまいます(Siler et al., 1999)。これにより、脂肪が蓄積しやすくなるリスクが高まります。
■ 飲むならどうする?
- 週1〜2回までに抑える
- 蒸留酒(焼酎、ウイスキーなど)を選び、糖分の多いカクテル類は避ける
- 飲酒時は低脂質・高たんぱくのつまみを意識する
まとめ
ダイエット中の飲酒は、「量と頻度のコントロール」が重要です。どうしても飲みたいときは、脂肪蓄積を抑える工夫を取り入れましょう。
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